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日々迷走

雑記

キャラクターカクテル!

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キャラクターカクテル!

【予約編】
「ぅおっしゃあっ…!!」
 12月某日、とある一軒家に雄叫びが響き渡りました。
 というのも、この声の主、三度目の正直で、ようやく念願の、キャラクターカクテルを作って頂けるというバーキリンさん(http://barkirin.moo.jp/index.html)の予約を取れたからです。

お店の近場には住んでいないということと、せっかく作って頂くのならアルコール有で作って頂きたいし、もし行くのなら泊りがけになるかなということで、最初は土曜日を狙っていたんですね。
 でも激戦区でした。超激戦区でした。
 やはりどうしても時間が遅くなることを考えると土曜日を狙う方が多いのでしょう。最初の二回は、まー、ぜんっぜん予約取れませんでしたよね、ええ。0時ジャストにアクセスした(つもり)のに、「え?受付番号これ?え?どゆこと?」状態でした(こちら、希望日の一か月前に予約をとるシステムとなっております)
 そこで、同行して頂く方に「曜日を変えませんか」と提案したら何のその、あっさり取れましたよ。通常プランの一番早い時間帯。マジでか。
(あと今年の一月から新しいプランが導入されまして、その名もSプラン。詳細はサイトにも載っているので割愛させて頂きますが、18:00~20:00の時間帯、一杯だけキャラカクを作って頂けるというプランができたので、そのせいもあるかもしれません。尚、Sプラン導入の為、通常プランは20:15からと変更になっております)
 予約の段取りとしましては、まずサイトから申し込みをすると、予約受け付けたよメールが自動送信されてきます。早ければ翌日、遅くても三日以内には予約可否のメールが届きます。
 初めて予約される方は、事前に一度必須項目に目を通しておくことをお勧めします。素早いアクセスが重要!ですので。

【お店編・外観】
 閑静な住宅街にあるということで予約時間前の店先での泰麒もとい待機は禁止されています。
 なので、あまり早すぎないように、でも一応予約時間の少し前には到着するように行動したのですが、やはりまだ店内には入れない模様でした。なので、その近辺の一区間を往復するなど二人して軽く不審者と化しておりましたが、周囲に結構素敵なお店が幾つか発見できましたので、嬉しい副産物です。いつかまた来ることが出来たらその辺りも覗けたらいいなと思っております。
 お店の外観もででんと仰々しいものではなく、建物の外階段を上っていく形となっておりまして、ちょっと隠れ家的なそんな感じでございます。階段の下にシンプルな看板を掲げられているだけで、うっかりすると見逃してしまいそうです。

【お店編・内装】
 バーということもあって全体的に照明は暗め。勝手なイメージなのですが、バーというと、なんか、こう硬質的なスタイリッシュなものを想像していたのですが、木目調のテーブルと椅子、緑もあったりして、温かい雰囲気がありました。私たちはテーブル席を利用させて頂いたのですが、一人一人に膝掛けが用意してくださってあったり、荷物入れもあったりと、細やかな心配りが嬉しいものですね。
 他にも大勢お客様がいらしてたので、あまりうろうろと視線を周囲にやることは叶いませんでしたが、もしまた行くことが出来たらじっくり拝見してきたいと思います。

【注文編】
 勿論メインの目的はキャラクターカクテル!なのですが、提供までに時間がかかるということもあって(何といってもお客さんが書いたオーダーシートから店員さんが一つ一つ考えてくださるので)、適当に飲み物を注文。
 また、このバーキリンさんはスイーツが美味しいという噂もあり、私はアイスチーズケーキを注文しました。メニューの中にはかぼちゃタルトもあり、十二国民的にはそちらを選択すべきかとも思いましたが、不肖篝、チーズケーキには目が無く、あっさりとチーズケーキの方を選択致しました…。後悔はない。


 扨。店員さんがオーダーシートを持って来て下さったら、ここからが私達ファンの勝負です。戦いです。推しキャラへのありったけの愛と熱意、溢れんばかりの想いをしたためましょうぞ…!
 また、シートの内容に、アルコール有無の項目がございますが、少しでもアルコールが飲める方ならば、有の選択をお勧めします。友人曰く、アルコール有の方が、表現の幅が格段に広がるとのことです。無論、無理強いは致しませんが。
 また、オーダーシート記入の際に、ハンドルネームや推しキャラの漢字が少しでも読みにくいかな?と思ったら、振り仮名をふった方がいいかもしれません。私も確認されましたので…。店員さん、その節はお手数をおかけ致しました……。
 ≪おまけ・どうでもいい話≫
 私がオーダーシートに記入した文章が以下のものになります。書き進めていく際に、多少言葉を変えたりはしましたが、概ねこのような内容で提出しました。

 今回お願いしたキャラクター:『十二国記』月渓
 王を討ち取った逆賊。
 その実情は、少しでも法に触れれば容赦なく処刑する王の苛烈な圧政から民を救うためのものであったが、いくら民の為でも天に認められた王を討ち取ったのだという呵責がある。
 ほんの些細な決まりごとに少しでも違反する者がいれば、それを締め付けるような厳しい法を次々と制定し、処罰する。そんな風にいたずらに民の命を奪った王の行ったことは許されざることであるし、己の判断は間違っていなかったと信じている。
 しかし、王自身を憎んではいない。
 私利私欲のために動く人間を唾棄し、理想に対して頑なで、正義を信じ貫き通そうとし、それ以外を認められなかった潔癖すぎるくらいの気があった苛烈にして清冽な王のことを慕い、敬っていた。
 王が民のことを思って決めた法律が民を苦しめるという矛盾。そしてその恨みつらみは王へと向かう。その状況が苦しかったのだと年月を経てようやく悟る。憎みたくない相手を憎まねばならない苦しみであって、民の為というのは言い訳にすぎなかったと、私怨だと。
 王を討ち取ったのは月渓なのだから、残された臣をまとめてくれと懇願されても意固地に断り続ける頑固な面があるが、心残りだった王の娘の近況を知らされ、その知らせをもたらした他国の将軍の言葉で心動かすなど人情家な面もある。
 控えめに言って、ただの「乗月」のあらすじですね!(こら)
 悪い例です。参考にしないでください。
 もっと、主観やイメージ、そのキャラに対して自分がどのような想いを抱いているのかを書き出してください。こんなものを提出してしまったばっかりに、店員さんが幾つか質問しに来てくださいました…(遠い目)
 なので、上記のものに幾つかプラスして考えて頂きました。
 「格好いい」「切ない」「自分には真似できない」「尊い」「物静かで無口」「周囲に誤解されてもそれをそのままにする節がある」…etc。
 あと、店員さんが訊きに来たのは、これが一番の理由だと思いますが、月渓がちょーっぴりマイナーキャラだからかなっていう…。
「…申し訳ありません。月渓さんが調べてもちょっと出てこなかったものですから……」
 ですよね、ですよね!ごめんなさい!
 でも、月渓「さん」と、「さん」を付けて呼んでくれる、店員さんの心遣いにキュンときました…。そのキャラクターを好きだと言っているお客さんの気持ちを大事にしてくれている証拠だなあと。

【キャラカク編】
 とうとうやってまいりました、キャラクターカクテル!
 まず先に、私が注文したものが届いたのですが、一目見て、その幻想的な雰囲気に、どっと込み上げてくるものがございました…。
 正直、感極まって興奮して、せっかく店員さんが説明してくださったこともろくに覚えておりませんが、出来得る限り文章に起こせたらと思います。
 尚、店員さんが説明してくださっている間の音声の録音は禁止とされています。もし、事細かな説明を何らかの形に残したとお思いであれば、冷静さを脳内の片隅に留めておいてくださいまし…でないと私のように過去の己の肩を揺さぶりに行きたくなる事請け合いです……。


・グラス側面のごつごつ感は、月渓の無骨さ・不器用さをイメージしたもの。
・味のベースはジン。完璧なジンを作り上げようとした多くの人々の努力と熱意の結晶ともいうべきもの。まさにパーフェクトジン!そんな完璧に近いジンを使うことで、己の信念を貫き通した月渓を表現した。また、辛口のジンを使用することで、月渓の渋さ、格好よさを表現しているのではないかと思われる。
(お酒に詳しくないのでジンが元々どのような色合いをしているのか分からないのですが、店員さんが幾つか質問しに来てくださった時に、私の中の月渓のイメージカラーを寒色系と伝えたので、今回このような色合いになったのかなと勝手に思っております)
・浮いている球形の氷は、溶けない氷を使用することで、周囲になかなか真意を理解されなかった月渓の苦悩を表している。

 また、見た瞬間の第一印象がまさに「月」でした。月渓の名前も多少意識してくれたのかなと思ったり思わなかったり。
 あと、当たり前のことなのですが、氷が溶けることでカクテルの味が多少薄くなったのことが、これまた、桓魋や小庸といった理解者を得られ懊悩から少しでも解放された月渓の心の和らぎを感じました。
 装飾も一切なく、少々洒落たマドラーが一本付いているだけ。
 でもそれが、とても月渓らしいとそう感じました。
 仲韃を止められなかった、止めなかった責任は百も承知で、残された官を再度見捨てるような真似をしようとした彼。
 愚直ながら己の信念を貫こうとした彼。
 不器用で真っすぐで、仲韃がこれ以上堕ちていくのを見ていたくないから殺したのだという己の罪を美談にされたくないと嘆いた彼。
 全てが集約されているようなそんな気がしました。
 ずっとマドラーで氷をころころ転がしていましたね、気が付けば…。ずっとずっと見ていたかった。願わくば氷が溶けてなくなるまで見届けたかった…(無茶言うな)

 さてさて。次にやってまいりますは、同行者もといまりぬんさんの頼まれたカクテルでございます(写真の使用許可は頂いております)

 まりぬんさんは李斎のキャラクターカクテルを頼まれたのですが、月渓のものに比べるとやはり女性的なイメージがあり、しかしそれだけではない凛々しさも秘めておりますね…。美しいです。
 詳細説明は私が申し上げるまでもないので省略させて頂きますが、ライトに照らされグラスの底まで光が通る様は、まるであたかも戴に差し込む一条の光のようです…。


 最後は李斎カクテルと月渓カクテルのツーショットで締めさせて頂きますね…。


 十二国記に、十二国民に幸あれ!

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